ほっとステイ
受入れ家庭インタビュー

サルハシさん夫婦
 

ほっとステイ受入れ経験のある方々に
インタビューしました 〜サルハシさん編〜


Q1.いつから筑北村に?

 
ご主人:僕は生まれが東京で、妻が生粋の筑北っ子。
戦争が始まって激しくなってちょうどその時におやじが体壊しちゃって、おやじの実家がこっちにあったもんだから、おやじの実家に疎開っていう感じで来たわけだ。おやじは病気で俺が小学校1年にあがるときの1月に亡くなっちゃったのね。
そこからずっと筑北村だから同級生とかも皆こっちだからここが故郷みたいな感じになってるけどね。生まれたのはどこだってなると、東京になるよ。
元の家はここじゃなくて同じ地区の別のところで、ここに家を建てて引っ越してくる計画を立てたときに、水道から引かないとっていうので大変でした。
ご近所さんや村のご厚意、ご協力があって、今の家を20年前に建てました。
 
 

Q2.お仕事は何をされていましたか?

 
ご主人:工業高校を出て、松本の電機系企業で、お客様の接待から、生産計画の構築から、予算組みなどの業務をしていました。電気科出たのに何でこういうことやってたんだろうと(笑)
 
奥様:そういう仕事じゃなくて技術の仕事してればもうちょっと性格も変わってたかも()
私の実家は今はなくなってしまったけれど、母が美容室で、父が写真屋をやってたの。そのあとおふくろさんがなくなってしまったから、わたしが経営してたの。
 
 

Q3.子供たちを受け入れるにあたり、意識していること・モットーは何ですか?

 
ご主人:理屈っぽくなってしまうかもしれないけれど、最初の時は『田舎へ来るんだから農業を中心に』いろんなことをやればいいかなということで、ナスやトマトみたいな時期の物を一緒にやったりして農業体験をとやっていて、皆さん喜んで帰ってくれてよかった。
その時にありのままの田舎暮らしって何だろうと考えてみたら、地元の子供たちもがっつり農業やっていることはないなぁと。今都会の子供たちも田舎の子供たちもやっていることは同じなんだね。
 
今うちの村での体験を受け入れている家庭さんは、子供たちのお父さんお母さんの世代ではなくて、おじいさんおばあさんの世代がほとんどなんだよね。親が来ているんだったら自分の子供と同じような経験を提供しようとなるんだけど、孫世代となるとどうしようかなと悩む部分はあるよ。
 
考えてていいだろうなぁと思ったのは、うちは1年間分まとめてお米を籾の状態で仕入れるんだけど、精米なんて言うのは多分やったことがないだろうから、精米を見せてあげようっていうのは思ってね。籾ってなんなのかを知らないんだよ。
それで一番初めに受入させてもらったときにやって、みんな喜んでくれたり珍しがってくれたから、うちの生活サイクルの一つとして今後もやっていこうと思っているよ。
 
やっぱり村おこしに繋げていきたいの僕としては。送られて来た手紙に返事を出したりもしているんだけど、今度は友達同士じゃなくて家族ともおいでよっていう内容を書いているよ。子供たちが田舎での体験の良さみたいなものを家庭に帰って話をしてくれて、『「あそこのおじさんは遊びに来てもいいよ」って言ってたから父ちゃん母ちゃん行こうよ』って言ってくれるといいなって思ってるんだ。
 
友達や親戚のような感じで気軽に遊びに来てほしい。そういう風な形でほっとステイがつながっていくと面白いなと思ってるよ。
 
 

Q4.子供たちにほっとステイを通して何を感じてほしいですか?

 
ご主人:子供たちが自分たちで計画して田舎に来るっていうのはまだ先の話かもしれないから、
親御さんとかおじいちゃんおばあちゃんを連れて来たくなるようないい思い出にしてほしい。またあの時の場所で自然体験したいよなぁとかそういう思い出の一つになってくれてればいいな。
 
 

Q5.ほっとステイで思い出に残っていることは?

 
ご主人:うちでの体験を通じて、2人野菜嫌いの子が野菜が食べられるようになりましたって子がいてね!とった野菜をそのまま焼いて食べたりとかしているんだけどね。
野菜の採れる時期だといいんだけどね!春の受入が過去にも多いから、9月ごろもいいんだけどな笑
そのことが一番の思い出だね。あとはポップコーン一緒に作ったりしたのも面白がってくれたよ。小さいトウモロコシのような実をフライパンで炒って、その場で食べてね。
 
 

Q6.筑北村の好きなところ

 
奥様:歳をとってくると、『都会はお医者さんがすぐ近くていいなぁ』とかやっぱり思うけど、私だったら『ロコトレ教室』とか『舞踊』なんかもやったりして、すぐに輪ができる。私はこの土地で生まれて、学校出て、住んできたから。一言でいえば人がおおらかなところかなぁ。
 
ご主人:今回コロナウィルスの件でつくづく感じたのは、テレビなんかを見ていると規制が緩くなると都会の人はみんな「待ってました!」って感じで出かけていくけど、俺たちの生活はこういう状況下になっても何も変わってないなって。外食がちょっと少なくなったのと、買い物の頻度が減っただけで、あとは全然生活変わってないんだ。
この辺を歩いていても前と全然変わらない。イベントとか集まって飲み会したりとかが中止になったりはしてるけどね。筑北村に限ったことではないかもしれないけど、田舎暮らしのいいとこなんだろうなぁと思ってきているよ。
ちょうどここいろんな市に囲まれたど真ん中にあってね。自分が全部のところ行っているわけではないんだけど、松本市、安曇野市、長野市、上田市いろんな情報が入ってくる。県のど真ん中にいるっていうのもいいとこなのかもしれない。